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Non-category (寄稿・挨拶・随想・その他)
The Society of Toxicology (SOT) 52nd Annual Meeting
第52回米国毒性学会のおもいで
李 順姫
(川崎医科大学衛生学)

私は、2013年3 月10日より米国テキサス・サンアントニオで開催された第52回SOT meeting に参加してまいりました。

サンアントニオは、テキサス独立戦争の激戦地「アラモの砦」で有名な地であります。幸運なことに、滞在したホテルがアラモ砦の真隣にある歴史情緒たっぷりのヒストリカルホテルだったことや、朝晩学会会場への道すがら、勇者達を讃えた記念碑や、兵士の名前が刻まれた石畳を通ったこともあり、米国の歴史に暗い私ですら、どっぷり19世紀のアメリカ西方開拓時代に思いを馳せることが出来ました。

学会は古い町並みとは対照的な、とてもモダンで巨大なコンベンションセンターで行われました。SOT年会に参加するのは私にとって2 回目でして、昨年の第51回サンフランシスコ大会で何もかもが初めてで右往左往したのに比べ、異論はあるかもしれませんが(笑)、今回は少し余裕を持って参加出来ました。Immunotoxicology Speciality Sectionにおいて数多くのScientistが幅広い分野、様々な角度から免疫毒性に対する研究を行い受賞する模様や、今後もより研究奨励に力を入れて行くことを声高にアナウンスするのを拝見、拝聴し、次世代への大変な激励と期待を感じることが出来ました。

夕暮れ時は、毎晩、多くの建築家が街並作りの手本として訪れるという、River Walkで過ごしました。川辺は綺麗に整備され、観光ボートが行き交い、驚くことに川と遊歩道を遮る柵はなく、人々は道を譲り合いながら、行き交っておりました。なんとも心地よい川沿いには、レストランやBarなどが立ち並び、それぞれの夕時を大切な人たちとテーブルを囲んでおりました。数日間の充実した国際交流のなかで、Dr. Mitch Cohenと我々川崎医科大学・衛生学メンバーとの夕食は本当に楽しい会食でした。それぞれの研究や、近況、他愛も無いことを話しながら美味しいお料理を頂きました(写真1 )。帰り道、夜のアラモ砦はまた一興と立寄り、そのお言葉通り印象的な風景を堪能しました(写真2 )。

ここには書ききれなかった多くの素晴らしい方々との再会を来年のPhenixで果たすべく、また1 年精進して行こうと、気持ち新たに帰国の途につきました。


写真1  Dr. M. Cohenとの夕食風景
後列左から松崎、西村、大槻、Dr. M. Cohen、前列左から
筆者、武井。サンアントニオRiver Walkのレストランにて



写真2  夜のアラモ砦 Dr. M. Cohenとともに
 
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