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Non-category (寄稿・挨拶・随想・その他)
評議員就任にあたって
橋 義博
(株式会社新日本科学安全性研究所)

この度、日本免疫毒性学会の評議委員に就任させて頂きました。ご推薦していただきました先生方、先輩方に深く感謝申し上げます。

私の免疫関係との関わりは、大学修士時代、ヒトの末梢血リンパ球を用い、スギ花粉アレルゲンで抗原刺激を行い、その増殖反応、サイトカイン産生の解析を行ったことが始まりでございました。現在の会社では、in vivoが中心になり、安全性試験の試験責任者を中心に業務しております。これまで、皮膚感作性試験、刺激性試験、免疫毒性試験などを中心に担当してまいりました。ここ数年は、免疫毒性試験に加え、薬効試験、一般毒性試験、などを主に担当しております。一般毒性試験の中でも、抗体産生、あるいは免疫能に影響のある試験を担当することが多い状況でございます。それらの中で、この学会でお知り合いになった方々と仕事をする機会もございます。通常は、当該プロジェクトが終了しますと、なかなかお会いできる機会は少ないのですが、この学会の学術集会でお会いし、ご挨拶ができ、仕事上でのお話もできますことを大変有意義に思っております。

この学会で、特に記憶しています事が、第7 回の本学会(当時免疫毒性研究会)において、「医薬品の免疫毒性評価手順を検討するための共同研究」のワークショップで、発表させていただいたことでございます。化合物のまとめ役を引き受けてしまい、困惑していた私に、先輩方より会社の枠を超えて多くの事をご教授頂きました。この場をお借りし、改めてお礼、感謝申し上げます。

最近は、弊社では、薬効試験、特に、感染実験を受託することも増えております。その立ち上げなどを終わらせ、少しずつではございますが、受託体制も整ってきております。興味のある方におかれましては、お気軽にお声を掛けていただければお話しさせていただきます。お役に立つことがあれば幸いです。また、ご一緒にお仕事できることを祈念しております。

最後になりましたが、これからも日本免疫毒性学会の発展に寄与したい所存でございます。これまで以上に、ご指導、ご鞭撻のほど、宜しくお願い申し上げます。

 
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