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第13回日本免疫毒性学会学術大会(予告2)
(同時開催 第48回日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」)のお知らせ
 紫陽花の優しげな色合いに心が和む昨今ですが、会員の皆様におかれましては、益々ご健勝でご活躍のこととお慶び申し上げます。
 さて、既に、演題募集のお知らせや、ポスターを会員の皆様にはご送付させていただいておりますが、改めて2006年9月の第13回日本免疫毒性学会学術大会のご案内をさせていただきます。
 何卒、宜しくご参加、また、奮って演題をご応募いただけますよう、お願い申し上げます。

会  期: 2006年9月14〜15日(木〜金)
会  場: 倉敷市芸文館ホール
http://www.kcpf.or.jp/hall/geibu/index.html
テ ー マ: 病態形成と免疫毒性
共  催: 日本衛生学会、日本薬学会、日本毒性病理学会、日本トキシコロジー学会(本学術大会への参加は日本トキシコロジー学会認定トキシコロジスト認定試験あるいは認定更新の際の評点になります)
年 会 長: 大槻剛巳(川崎医科大学衛生学)
takemi@med.kawasaki-m.ac.jp
事 務 局: 〒701-0192 倉敷市松島577
川崎医科大学 衛生学
(教室)eisei@med.kawasaki-m.ac.jp
学会事務連絡用E-mail:jsit13@med-gakkai.com
U R L : http://med-gakkai.com/jsit13/

関連行事
理 事 会: 2006年9月13日(水)17:00〜
(会場は後日通知)
懇 親 会: 2006年9月14日(木)18:30〜
倉敷チボリ公園 アンデルセンホール
http://www.tivoli.co.jp/

プログラム(抜粋)
特別講演(1日目午後、日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」同時開催)
1) 9/14 14:20 〜 15:20
Prof. Lee Newman
University of Colorado at Denver and Health Sciences Center
「Immunotoxicology of Beryllium Lung Disease」
2) 9/14 16:15 〜 17:00
Prof. Jean F. Regal
Department of Biochemistry and Molecular Biology, University of Minnesota Associate Editor of Journal of Immunotoxicology
「 Models and Mechanisms of Chemical Respiratory
Allergy: Not All Allergens are Equal」

招聘講演(1日目午後、日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」同時開催)
1) 9/14 15:20 〜 16:05
高野裕久先生:国立環境研究所 健康研究領域 領域長
「炎症と環境因子」
2) 9/14 17:00 〜 17:45
坂部貢先生:北里大学薬学部 公衆衛生学教室教授、北里研究所 臨床環境医学センター長
「シックハウス症候群の最新動向」

シンポジウム(2日目午前)
(9/15 10:10 〜 12:10)
「繊維状・粒状物質研究と免疫毒性」

オーガナイザー:
  平野靖史郎(国立環境研究所 環境リスク研究センター 環境ナノ生体影響研究室)
西村泰光(川崎医科大学 衛生学)
  繊維状物質として話題のアスベストを取り上げるとともに、本学会で継続して着目されているナノ粒子については、健康障害の面とdrug delivery systemを踏まえた側面からの検討を考案する。
  

演者 森本泰夫 (産業医科大学 産業生態科学研究所 呼吸病態学)
  西村泰光 (川崎医科大学 衛生学)
  古山昭子 (国立環境研究所 PM2.5/DEP研究プロジェクト)
  村上正裕 (大阪大谷大学 薬学科 薬剤学講座)

ワークショップ(2日目午後)
(9/15 15:10 〜 17:10)
「医薬品の免疫毒性試験に関するガイドライン−その進め方と試験法」
  平成18年度施行の免疫毒性試験法を受けて医薬品開発の中での位置付け・実施における意義と今後の検討課題について理解を深める。
  
オーガナイザー:
  澤田純一(国立医薬品食品衛生研究所)
筒井尚久(三菱ウェルファーマ)

演者 澤田純一 (国立医薬品食品衛生研究所)
  今井俊夫 (国立医薬品食品衛生研究所)
  久田 茂 (あすか製薬)
  Dr Peninnks (TNO Pharma)
  笛 木 修/筒井尚久 (医薬品医療機器総合機構)/(三菱ウェルファーマ)

基調講演:(1日目午前)(9/14 9:35 〜 10:00)
大槻剛巳(川崎医科大学 衛生学)
「病態形成に潜む免疫毒性を追求する」

総会/評議員会:(1日目午後)
(9/14 13:15 〜 14:05)

ランチョンセミナー:(両日昼食時)
(両日 12:20 〜 13:10)

一般演題(予定)
口  演:
1日目午前 9/14 10:00 〜 11:00、
11:10 〜 12:10
2日目午前 9/15 9:00 〜 10:00
午後 9/15 13:10 〜 14:00
(口演は、質疑応答を含め15分の予定)
ポスター: 2日目午後 9/15 14:10 〜 15:10

 なお、今回の学会のURL(http://med-gakkai.com/jsit13/)より、「演題募集」サイトにアクセスしていただき、ご覧になればお分りと思いますが、本年度の学術大会でも「年会賞」「奨励賞」を選定させていただき、学術大会の最後のプログラムとして、表彰させていただきますとともに、副賞を贈呈する予定としております。「演題御応募」サイトの最下段近くに、応募されるかどうかを尋ねる欄が設けてございますので、選択をお願いいたします。
 いずれの賞も筆頭発表者を対象といたしますが、奨励賞は、年齢50歳以下をその対象としておりますことを申し添えておきます。
 奮って、両賞にも応募してくださいますよう、お願い申し上げます。
 今回は第1日目午後の特別講演と招聘講演、合わせて4講演につきましては、第48回日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」を同時開催させていただきます。この4題へのご参加については、岡山県医師会生涯教育講座3単位認定、ならびに日本医師会認定産業医制度指定研修会3.5単位(申請中)が認められております。
 今回のサブテーマといたしました「病態形成と免疫毒性」は、私共の教室が、先代教授で、本日本免疫毒性学会も理事をお勤めでした植木絢子教授の頃より、珪酸・珪酸塩(アスベストなど)のヒト免疫系への影響ということをテーマに研究を続けていた訳ですが、例えば、アスベストに関連しても、これまで労働衛生や呼吸器内科としてアスベスト関連疾患を診て来られた、そして、検討をくわえられらっしゃった先生方。研究者の皆様には、免疫系など変化はないでしょう・・ということで、殆ど気にも留められずに終わっていた題材でした。しかし、ある意味地道に検討を加えていくと、やはり、アスベスト繊維によると考えられる免疫系細胞の質の変化が起こっているようでもあります。
 このように「病態形成」の中には、免疫系の占める役割も大きく、特に環境中などの人体外環境からの曝露などによって生じる健康障害の場合には、そこには「免疫毒性」と捉えてもよい病理学的な状態が存在するものと考えております。
 そういう観点で、今年の特別講演の演者の方には、「ベリリウム肺と免疫異常」のオーソリティであります Prof. Newmanをお呼びすることとしました。ベリリウムによるcentral memory CD4+ T細胞の増殖などのベリリウム肺症例の基盤となる免疫系への影響について、多くの論文を提示されていらっしゃる先生です。
 また、昨年度は、Journal of ImmunotoxicityのEditor-in-Chief をされてますDr. Cohenが雑誌の宣伝も兼ねて、30分弱でアメリカの免疫毒性にまつわる状況を紹介してくれました。今年度も、同雑誌のAssociate Editorのお一人としてご活躍中のProf. Regalに、化学物質による呼吸器系のアレルギーについて論じていただくことになりました。
 招聘講演では、国立環境研の高野先生に、主に肺たや気管支関連の炎症と環境因子について論じていただきます。加えて、北里大学の坂部先生にシックハウス症候群を「Pycho-Neuro-Endocirno-immunologicalresponses/PNEI」という観点も踏まえてご講演いただけるものと、期待しております。
 いずれもある疾患や環境因子と捉えられる物質による病態形成の中での免疫への毒性という面にスポットを浴びせる内容が聴けるものと期待しております。
 また、シンポジウムについても、アスベスト繊維やナノ粒子について免疫学的な視点を踏まえてご講演いただくと共に、ナノ粒子についてはDrug Delivery System/DDSという側面にも焦点を当ててもらうことになっております。また、今回のシンポジウムの演者の森本先生、オーガナイザーの平野先生は、大槻が代表を仰せ付かっております日本衛生学会の繊維状・粒子状物質研究会のメンバーでもあり、同研究会の衛生学会外での活動の一旦とも捉えられるような企画と致したく思っております。
 ワークショップは、例年を踏襲する形式をオーガナーザーの澤田・筒井両先生には、お願いいたしました。特に今年度は、「ICH S8:医薬品の免疫毒性試験に関するガイドライン」の施行にあたり、実際面における特集を組んでいただきました。中でも、演者のお一人として、オランダより Dr. Penninks も来日してくださる予定となっており、今年度は、国際色も豊かになってくる様です。
 会場の倉敷市芸文館は、古い町並みが並び我が国最初の西洋美術館として名高い大原美術館などのあります「美観地区」に徒歩1分の距離にあります。また、懇親会場の倉敷チボリ公園は、デンマークのチボリ公園の最初の国外のブランチでありアミューズメントばかりではない、花の絶えない心和む公園として市民・県民にも親しまれている場所になります。幸い学会後の土曜〜月曜は3連休にもなっておりますので、倉敷観光を兼ねて、ご家族・ご友人お誘いあわせの上、来て下さいますと嬉しく思います。ちなみに懇親会は、随行者の懇親会のみ料金もセットさせていただいております。近くには瀬戸大橋、また、畿内に次ぐ大型古墳群や五重塔を有する国分寺で知られる吉備路、お隣の岡山市には日本三名園の一つ後楽園などもありますし、少し足を伸ばしますと美作三湯として有名な湯郷温泉・奥津温泉・湯原温泉もあります。爽やかな初秋の休日をお過ごしになるにもうってつけと思っております。
 何卒、宜しくご参加の程、お願いいたします。


第13回日本免疫毒性学会学術大会(予告1)
第48回日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」 同時開催
会  期: 2006年9月14〜15日(木〜金)
会  場: 倉敷市芸文館ホール
テ ー マ: 病態形成と免疫毒性(仮題)
年 会 長: 大槻剛巳(川崎医科大学衛生学)
takemi@med.kawasaki-m.ac.jp
事 務 局: 〒701-0192 倉敷市松島577
川崎医科大学 衛生学
  (hyg@med.kawasaki-m.ac.jp)
西村泰光(衛生学講師)
  (yas@,ed.kawasaki-m.ac.jp)

関連行事
理 事 会: 2006年9月13日(水)17:00〜
  (会場は後日通知)
懇 親 会: 2006年9月14日(木)18:30〜
  倉敷チボリ公園 アンデルセンホール

プログラム(抜粋)
特別講演(1日目午後、日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」同時開催)
1) Prof. Lee Newman
University of Colorado Health Sciences Center Professor, Department of Medicine, Division of Pulmonary Science and Critical Care Medicine
Professor, Department of Preventive Medicine and Biometrics, Epidemiology Section, Regular Faculty, University of Colorado Graduate School
2) Journal of Immunotoxicology, Editorial Boardより1名

招聘講演(1日目午後、日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」同時開催)
1) 高野裕久先生:国立環境研環境健康研究領域 領域長
2) 坂部 貢先生:北里大学薬学部公衆衛生学教室教授/北里研究所臨床環境医学センター長

シンポジウム(2日目午前)
「繊維状・粒状物質研究と免疫毒性」(仮題)
  繊維状物質として話題のアスベストを取り上げるとともに、本学会で継続して着目されているナノ粒子については、健康障害の面とdrug delivery systemを踏まえた側面からの検討を考案する。
  
ワークショップ(2日目午後)
「免疫毒性試験法施行と医薬品開発」(仮題)
  平成18年度施行の免疫毒性試験法を受けて医薬品開発の中での位置付け・実施における意義と今後の検討課題について理解を深める。
  
総会/評議員会(1日目午後)
基調講演(1日目午前)

ランチョンセミナー(両日昼食時)

付加: 日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」
世話人会(1日目昼食時)

年会長より一言
大槻 剛巳(川崎医科大学)

 第13回日本免疫毒性学会では、環境からの免疫作用物質がヒトの健康障害や病態形成についてどのように影響しているのかという観点で、同時開催の第48回日本産業衛生学会「アレルギー・免疫毒性研究会」に参加の方々と、本会会員の皆様が共通の興味を持って2日間を楽しむことが可能なように考えました。また、医薬品開発と免疫毒性につきましては、継続企画であるワークショップで、平成18年度施行の試験法についての検討討議を深めていただくと共に、関連企画をセミナーの形でご提示できればと考えております。
 会期となっております9月14−15日(木〜金)の後は、9月18日(月)までの3連休に入ります。この時期の瀬戸内〜山陽路は颱風の初秋の爽やかな観光シーズンを迎えております。会場近くの倉敷美観地区、懇親会場となりますチボリ公園、それに隣町の岡山には後楽園、近隣には古代ロマンの吉備路、瀬戸大橋の鷲羽山、県北には美作三湯と称される湯原・湯郷・奥津の温泉郷と蒜山高原があります。是非、ご家族ご友人お誘いの上、学会後の吉備路観光をお楽しみください。ちなみに懇親会はチボリ公園入場込みで、家族参加も考慮しております。
 素晴らしい学術大会にするには会員の皆様の大きなご支援が必要です。何卒、宜しくお願いいたします。
 
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