第5回日本免疫毒性研究会:予告


第5回免疫毒性研究会の御案内

森本兼曩
大阪大学医学部環境医学教室
第5回免疫毒性研究会年会/実行委員長
1998; No.6, p2

本年の第5回免疫毒性研究会は、9月21日(月)、22日(火)の2日間にわたり、千里ライフサイエンスセンター5F ライフホールにおいて開催すべく準備を進めております。会場は、地下鉄御堂筋線(北大阪急行)または大阪モノレールの千里中央駅より徒歩3〜5分と便利な場所に位置しております。

1日目は総会に引き続きまして、まず基調講演を「ライフスタイルとアレルギー・免疫毒性」(演者森本)と題して行います。一般演題3題の後、「神経・内分泌を介した免疫毒性」と題してシンポジウム(座長:香山不二雄、藤巻秀和の両氏)を行います。シンポジストは、九大医学部の堀 哲郎氏、国立衛研の菅野 純氏、日大医学部産婦人科の早川 智氏、自治医大の香山不二雄氏、東海大医学部の坂部 貢氏に御願いしており、多彩な話題を提供してくださるものと期待しております。

なおその後、英国Zeneca Central Toxicology LaboratoryのDr. Ian Kimber が"Chemical Allergy: Cellular and Molecular Mechanisms and New Approaches to Hazard and Risk Assessment"と題して特別講演を行った後、懇親会を行います。

2日目は、午前中一般演題12題の発表があり、午後は北里大学医学部の石川 哲先生による「環境有害物質による化学物質過敏症」と題した特別講演があります。ご承知の通り化学物質過敏症は最近クローズアップされてきた疾患の一つですが、石川先生は早い時期からこの問題に取り組んで来られた、この分野の第一人者です。一般演題4題をはさみまして、「抗原性試験のあり方」と題したワークショップ(座長:澤田純一、牧 栄二の両氏)でしめくくる予定にしております。ワークショップでは、エーザイの勝谷成男氏、三共の新海健吉氏、第一製薬の服部浩之氏、資生堂の針谷 毅氏、三菱化学の筒井尚久による御講演を予定しております。

なお今回の研究会は、例年通り日本トキシコロジー学会の協賛を得るとともに、第32回日本産業衛生学会アレルギー・免疫毒性研究会との共催という形で開催いたします。幅広い分野の研究者の活発な交流の場となることを願っております。

今回初めて東京を離れて研究会を開催いたしますが、多数の会員および一般の皆様のご参加をお待ちいたしております。